この前たまたまスタンドで買った英字デーリーヨミウリ新聞の中にある、タイムスのコーナーに右の写真が大きく出ていたので、「一体どこでこのような干ばつが起きているのか」と思い、目を凝らして読んでみると、フランス西部のロワール川の光景とのこと。

とにかく雨量が例年になく少なく、写真下に見えますが、2月から4月にかけて、例年の半分にも満たなく、しかも温度が平均温度より4度高い。ヨーロッパの重要な産業である穀物が出来ず、エサもなく、草も生えないので酪農も大打撃を受けていて、牛を維持できなくなり、たたき売り状態で手放しているとのことです。また記事には、2030年までに食物価格が70%から90%高騰するであろうとも言っています。先日、フランスの農業団体がとにかく川から一時的な水の供給を要求し、高速道路を封鎖。フランスにのみならずベルギーでもフランダース地方に緊急援助が求められており、ドイツのライン川でも同じでトマトが前年より26%高、フランスではバゲット5セント高。また日本の原発は冷却するため海岸沿いにあるのですが、ヨーロッパでは国境が入り組んでいるため、川に設置するものが多く、推移がこれ以上低下すると止めざるをえないとのことで、発電の多くを原発にたよっているフランスでは深刻な問題となります。
アメリカでは観測史上、今年は異常に多く発生しているトルネードで多くの死者と損害を出していますが、一方ではアリゾナからフロリダにかけての土地は干しあがっており、中国本土でもそうだそうです。オーストラリアでも水力発電の貯蔵池に水がたまらず、発電も放水も出来ず、その水に依存している麦の収穫に打撃を与えています。
そんな矢先、ドイツで大腸菌O104が発生、「O104の感染は12カ国に広がり、死者は22人、疑い例も含めた感染者数は1,500人以上にのぼっている。FNN(06/06 10:24)」
当初はスペインで作られたきゅうりが疑われましたが、現在はドイツ北部の「もやし」だと言われているようです。また、ロシアまでもヨーロッパからの野菜を一時的に禁止にしました。最近までユッケで発症したとみられるO111が問われていたのに、次はO104。あくまで持論なのですが、自然のバランスが崩れ出すと、そして特に大気の流れや温度の変化が著しいと、新種、あるいは以前のウイルスの変種が発生しているような気がします。「ウイルスは細胞を構成単位としないが、遺伝子を有し、他の生物の細胞を利用して増殖できるという、生物の特徴を持っている。現在でも自然科学は生物・生命の定義を行うことができておらず、便宜的に、細胞を構成単位とし、代謝、増殖できるものを生物と呼んでおり、細胞をもたないウイルスは、非細胞性生物または非生物として位置づけられる。ウィキペデア」なんだそうですが、自然界において一番強力で、厄介なものには違いありません。地球という星が出来上がって最も原始的だが、宇宙空間にも漂うことが出来うるものです。ウイルスはタンパク質の容器内に遺伝物質を持った集合体を言うのだそうで、「ウイルスは生物の細胞に感染して増殖する。感染先となった細胞はウイルスをタンパク質と取り違え、そのウイルスの遺伝情報を複製してしまう。その結果、細胞は破裂し、複製された多数のウイルスが生物内に拡散することになる。National Geographic」ウイルス単独ではなく、何かに入り込み、活動を始め、広げるわけですからこれほど厄介なものはありません。
しかし、これを逆に考えれば医療に使えるのかもしれません。ウイルスを使わないiPS細胞の研究も進んでいます。
食べるもの、飲むものがなくってからでは遅いのです。
さて、あなたは何から始めますか?
金塚 裕