名古屋出張からの帰りのこと。新幹線で隣に来たのは小学3年生の男の子。わずかな乗車時間の中、お母さんは「東京駅で主人が迎えに来ていますのでそこまでお願いします」と電話番号を私に託しすぐに降りていった。
新幹線はすぐに動きだし、男の子はホームで手を振るお母さんをほぼ見逃してしまった。聞くと単身赴任のお父さんに会いに行くという。金曜日の夕方そういうこともあるのだろう。
男の子は今回初めての「一人旅」。急に監視役を命じられたオジサンの心配をよそに、男の子はすぐにゲームを始めた。東京駅に着くとホームにはお父さんがいて、オジサンの役目は無事に終えた。
子供の頃の記憶がよみがえる。私の祖父の家は愛知県の知多半島にあった。一年で一番の楽しみは、夏休みに祖父の家に一カ月ほど行くことだった。初めての一人旅は男の子とおなじ小学3年生。私の母も見知らぬオジサンに同じことをしていた。40何年前だからさすがに携帯電話はないが…。
名古屋駅には祖父が迎えにきてくれた。そして毎年、母の見送りが家からの最寄り駅へ、祖父の迎えも祖父の家の最寄り駅へと、1人で「旅」する範囲が増えていった。次はどのようにして祖父の家に行こうかと時刻表を見ながら考えたものだが、この一年周期が自分を成長させるようで待ち遠しく楽しみだった。
周期といえば、今月は四年に一度のオリンピックがパリで開催される。今回は前回の東京から三年後と変則ではあるが、多くのアスリートはオリンピックに向けて想像を絶する努力をし、多くのものをささげている。ある選手が試合中の「頑張れ」という言葉はうれしくないと言ったことがある。なぜならば頑張っているからだ。
私はそれ以来気安く「頑張れ」と言わなくなった。笑うアスリートも、泣くアスリートもいるだろう。願いはただひとつ。費やしてきたことを100%パフォーマンスとして出しきって欲しいということだけだ。
EURO2024、ツールドフランス、パリオリンピックと暑くて寝不足の夏になりそうだ。
商品部 古川




Product name : e037 roadsence 上代¥31,000(税抜き)
テンプルは3段階で前傾角度を調整、ノーズは高さが異なるパッドを選べまた2段階の高さ調整が可能。オーストリア製
Neon orangeと情熱的なカラーの特別バージョン。
