仕事においての最高の時

仕事において一番の楽しみ・エキサイティングな時は人によって異なるだろう。

私にとっては新しいサンプルを見る時がそれにあたる。どんなアイデア、コンセプトから生み出された商品なのか。その荷物を開けるときは何度経験しても、また歳をかさねても胸が高鳴る。

自分たちが企画した商品、あるいは海外から送られてきた荷物を開封し、一つ一つ商品を開けていく。まるで、誕生日のプレゼントを開けているような感覚である。残念だがすべてのサンプルが及第点以上ではない。もしかしたらがっかりすることのほうが多いのかもしれない。

そんな中でも一目惚れするような感覚で体に電気が走ったような商品に出会う。また、ものすごい熱量をもったサンプルにも。今までの経験上では、このような商品は良い成績を収めているのではないかと思う。

新しいサンプルをみて、「あのお店はこれを気に入るだろうな」とか「あの人が掛けたら似合うだろうな」などいろいろと空想する時間は楽しいものだ。このような時代なので私なんかよりもはるかに優れた人工知能の判断が正しいのではあろうが、空想くらいは許してほしいものだ。

本日ドイツからFlairの新作サンプルが入荷しました。不気味な笑みをうかべ、そして独り言をぶつぶつと言いながら開封していきたく思う。誰もいない状況で好きな音楽を聴きながら。