My style, My frame

眼鏡は毎日使うものだからこそ、「ただ美しい」だけでなく、自分らしさをプラスしたいと感じる方は多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、リムレスフレームです。

あまり知られていませんが、リムレスフレームはレンズの形状やカラーを自由にカスタマイズできるのが大きな特徴で、個性を表現できる魅力的なフレームです。

今回は、実際の『My style, My frame』の例をご紹介します。

フレームはMade in Germanyの「Flair」。
ラグジュアリーでちょっと大人なイメージのあるFlairですが、実はカジュアルでシンプルなコレクションも多く展開されています。その中から今回は、20代女性が掛けるカジュアルな「Flair9119 col.200(53サイズ)」を選びました。

日々、多くのフレームに触れ、お客様に提案する立場にいる20代のメガネ店スタッフ。

彼女が選んだのはテンプルの、波打つような立体的なデザインのFlair 9119。

選んだ理由は、意外とシンプル。

明るい色のフレームが欲しかったとのこと。

だから選んだFlair 9119c.200 オレンジ!

上から見るのと、下から見るのとで印象が変わるカラー。

彼女の普段の服装は、比較的シンプル。

柄は少なめで、色味は黒やダークトーンが中心。オンオフで大きく方向性が変わることもないという。

だからこそ、この Flair 9119 c.200 は、普段の服装に無理なくなじみ、店頭に立つ際にも自然な説得力を持つ。細部にはきちんと個性がありながら、掛け心地は驚くほど軽く、ずれにくい。そうした機能面も、選ばれた理由のひとつとのこと。

そして彼女自身のスタイルにより近づけるために、ちょっとだけカスタマイズしたのがレンズ。

ブリーズブルー15%の縦グラデーション。

リムレスフレームだからこそ、レンズに入った色が、そのまま表情になる。

フレームで主張するのではなく、レンズでニュアンスを足す。そのバランス感覚は流石プロ!

周囲や店頭での反応も、上々。

同世代の20代女性:「リムレスなのに素敵」「フレアーって、こんな雰囲気なのね」

30〜40代の男性:「レンズカラーがかっこいい」

60代の男女:「オレンジのテンプルとレンズカラーのコントラストが良い」

同じフレームでも、世代ごと人それぞれに目に留まるポイントは違うし、実際に掛けて、店頭に立っているからこそ「フレアーを眼鏡の候補に入れた」というお客様も少なくないのだとか。

特に印象的なのは、20代の世代が、リムレスのFLAIRを“素敵”と感じてくれていること。

引き算のスタイルに、色と光をほんの少し。
オンオフを問わず、自分を自然に引き立ててくれる一本です。

まさに、彼女だけのMy Style, My Frame.

チャップリンから感じる、「変わらない自由」と、新しい視点。~「モダンタイムスティティーナ (modern times ’titina’) MTI-08」~

人にはそれぞれ何度も読み返してしまう「バイブル」のような本があります。

私にとっては、

「陽のあたる場所~浜田省吾ストーリー~(田家秀樹著)」

「こころの処方箋(河合隼雄著)」

「武器になる哲学(山口周著)」 

「S先生の言葉(山田太一著)」

「チャップリン自伝(チャールズ・チャップリン著)」などですが、

特に「チャップリン自伝」は、折にふれて読み返したくなる一冊です。

流行に左右されず、それでいて人の心に寄り添い続けたチャップリンの表現には、

時代を越えるものづくりの本質を感じます。

そんなチャップリン映画のタイトルに由来するブランドが、

「modern times(モダンタイムス)」です。

新型 ’titina’ MTI-08

今回ご紹介するのは、「modern times」 のニューモデル’titina’(ティティーナ)MTI-08。

’titina’という名は、映画「モダンタイムス」の終盤で、

チャップリン自身が歌う印象的な楽曲タイトルから名付けられています。

サイレント映画にこだわり続けたチャップリンが、初めて肉声を披露した象徴的なシーン。

そこには、「変わらないもの」を大切にしながらも、

新しい表現へ踏み出す意思がありました。

「modern times ’titina’」もまた、

クラシックな価値観を大切にしながら、新しい視点を取り入れたモデルです。

掛け心地を支えるβチタン

素材にはβチタンを採用。

しなやかな弾力性を持ち、軽やかでストレスの少ない掛け心地を実現しています。

長時間掛けても疲れにくく、

「自然に顔に馴染む感覚」は、「modern times」らしい魅力のひとつです。

テンプル部分にはβチタンに透明感のある熱収縮チューブ “ART FLEX” を組み合わせています。

素材にはTPエラストマー(TPE)を採用。

ゴムのような柔軟性を持ちながら、肌当たりはとても滑らかです。

時代に縛られないために

流行は移り変わります。

けれど、本当に良いものは、時代を越えて残っていく。

チャップリンがそうだったように、

「modern times」もまた、時代に縛られない自由さを大切にしています。

新型 ’titina’ MTI-08。

ぜひ店頭で、その掛け心地と柔らかさを体感してみてください。

かけたいから、かける。── 自分への小さな「好きにさせてよ」

2004年。女優・樹木希林、61歳。

網膜剥離により、左目の視力を失った。

手術という選択肢はあった。でも彼女は、断った。

そして、こう言ったのだ。

「目玉一個つぶれたって、お釣りがくるような人生だったな」

この言葉を、何度読み返しても胸がすく思いがする。

諦めではない。嘆きでもない。何かを失うことを「不幸」とは捉えず、それまでに得たものの多さに静かに目を向けた言葉だ。「足るを知る」という言葉があるけれど、希林さんのそれは説教くさくなく、むしろどこかさばさばと、清々しい。

希林さんには座右の銘のような言葉があった。「不自由を面白がる」。片目になったことについても、「今まで見えすぎたものが見えなくてちょうどいい」といった趣旨の発言を残している。不便を嘆くのではなく、不便のなかに面白さを見つけてしまう。

そして、その言葉の底にあるのは「執着からの解放」だと思う。失ったものを追いかけず、今の状態を新しい「自分」として定義し直す。希林さんが体現していたのは、暗さのない、むしろ軽やかな諦めだった。

60代でそれができる人が、どれほどいるだろう。いや、30代でも、20代でも。何かを失ったり、変化に直面したとき、そこにユーモアと余白を持てることは、思っているよりずっと難しい。

そして2016年1月。もう一枚、忘れられない「希林さん」がある。

宝島社の新聞全面広告。英国の画家ジョン・エヴァレット・ミレイの名画「オフィーリア」——花々に包まれ、水面に横たわる女性を描いた、あの絵——をモチーフに、樹木希林が静かに目を閉じている。そこに添えられたのは、たった一行のコピーだった。

「死ぬときぐらい好きにさせてよ」

読んだ瞬間、言葉を失った人も多いのではないだろうか。

「生きるのも日常、死んでいくのも日常」——広告には、希林さん自身のそんなコメントも添えられていた。この一枚は朝日広告賞をはじめ数々の賞を受賞し、「生き様が絵になるだけでなく、死に様まで絵になる役者」と称された。

当時72歳。全身がんを抱えながら、それでも彼女は「好き」を選び続けていた。

思えば、左目を失ったあの日から、この広告まで。樹木希林という人は、一度も「仕方なく」を選ばなかった。俳優も、ファッションも、生き方も、そして死に際でさえ。自分の「好き」を、静かに、しかし確かに、貫き続けた人だった。

 

若い世代が、いま希林さんに惹かれるわけ

 

樹木希林さんが他界して、もう8年近く経つ。それでも彼女の名言はSNSでシェアされ続け、「樹木希林 名言」の検索は今も絶えない。

是枝裕和監督の映画「海街diary」や「万引き家族」を通じて彼女を知った20代・30代も多い。あるいは、ふとスクロールしたInstagramで彼女の言葉に出会い、「なんか、刺さる」と感じた人も少なくないだろう。

なぜ、世代を超えて響くのか。

「おごらず、人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」。「楽しむのではなくて、面白がることよ。面白がらなきゃ、やってけないもの、この世の中」。これらの言葉が、今まさにSNSの「比較」や「正解のある生き方」のプレッシャーに疲れた若い女性たちの心に、じわりと響いている。完璧でなくていい。誰かと同じでなくていい。自分の「好き」を持っていればいい——希林さんの哲学は、むしろ今の時代のほうが切実に必要とされているのかもしれない。

メガネひとつをとっても、同じことが言える。

視力が落ちてきた、老眼が始まった。そういう「変化」を前に、「仕方なくかける」という気持ちになる瞬間は、年齢を問わず誰にでもある。スマートフォンを長時間見る現代では、むしろ20代・30代にも視力の変化は身近な問題だ。

でも、「かけたいからかける」に変わった瞬間、メガネはアクセサリーになる。表現になる。自分らしさの一部になる。希林さんが61歳で体現したことは、何歳でも、誰にでも、できることだ。

 

Dragée(ドラジェ)という選択

 

フランスの祝い菓子「ドラジェ」。結婚式やお祝いの席を華やかに彩るその一粒のように、アイウェアが人生の大切な瞬間を輝かせてほしい——そんな想いから生まれたブランドが、2015年に誕生した。

2025年、ブランド誕生から10年。新たなテーマカラーに選ばれたのは「ラピスラズリ」の深く澄んだブルー。その色が持つ意味は、「真実」「崇高さ」、そして「変化し続ける力」。

しなやかに、芯を持って生きる女性へ。年齢も、世代も問わず、「かけたい」と思えるメガネを届けたい——それが、Dragéeの変わらない約束だ。

 

TRESSE CROWN(トレス クラウン)

纏う人のらしさを、美しく紡ぐ

Col. 02
フロント:ダークグレ―/WG テンプル:ゴールド/ワイン

TRESSEはフランス語で「編む」を意味する。異なるものが寄り合い、ひとつの美しさを生む。

ダークグレーのクラウンパントに、ゴールドのブリッジ。テンプルはゴールドとワイン、2色の細い金属が小さな結び目で出会い、二筋に分かれて耳元へと伸びていく。異なる色の糸を編み合わせたかのようなこの造形こそ、TRESSEの名を体現するディテール。先端のモダンには、深いボルドーのマーブルが重ねられている。

Col. 02
フロント:ダークグレ―/WG テンプル:ゴールド/ワイン

 CROWNという名前が示すように、かけた人をさりげなく主役にする一本。

 

TRESSE POLLY(トレス ポリー)

「好きにさせてよ」を、まとう

Col. 04
フロント:オリーブ/G テンプル:ゴールド/オレンジ

オリーブの多角形フロントに、ゴールドのブリッジ。テンプルはゴールドとオレンジ、2色の金属が結び目を描き、二筋となって耳元へと伸びていく。CROWNと同じ「編む」構造を、より鮮やかなコントラストで響かせるフレーム。先端のモダンに置かれた深いティールブルーのマーブルが、その大胆さに不思議な静けさを添えている。

Col. 04
フロント:オリーブ/G テンプル:ゴールド/オレンジ

どちらのモデルを選んでも、それは「仕方なく」ではなく「好きだから」という選択になる。

 

「好きにかける」ことが、今日の自分への答えになる

 

「死ぬときぐらい好きにさせてよ」。

この言葉は、メガネにも、ファッションにも、生き方全体にも通じると思う。

30代も、40代も、50代も——変化する自分を受け入れながら、それでも「好き」を選び続けること。希林さんはそれを、言葉だけでなく、その全身で見せてくれた。

左目を失ったあの日も、全身がんを抱えたあの広告も、希林さんの「好きにさせてよ」は、特別な勇気から生まれた言葉ではなかったと私は思う。日々、小さな「好き」を選び続けてきた人だけが、最後にあの一言にたどり着くのだ。

あなたが今日、「仕方なく」ではなく「かけたいから、かける」を選ぶこと——それもまた、自分への、小さくて確かな「好きにさせてよ」だ。

ドラジェカタログはこちら

KEEP IT REAL

グランドスラムを20回優勝し、2022年に引退をしたロジャー・フェデラー。世界中の多くの人に愛された理由は芸術的に優雅だがものすごく強いプレイスタイルだけはなく、メディアの受け答えや、言葉遣い、マナーなども紳士的であったことも大きな理由と言われている。

彼の現役時代でのプレス対応で、子供とのやりとりの一コマが人間性を表していていることで有名です。

子供:「スイスってすごく寒いんでしょ?」

フェデラー:「いつもではないよ。けれど、ほとんど寒いかな」

子供:「寒い場所だから家畜もあまりいないと思うんだけど、どうしてあなたは昔からgoat(ヤギ)と呼ばれているの?」

フェデラー:「どうしてだろうね(笑)。でも、それは周りのファンがそう呼んでいるのであって、自分ではそうは呼ばないよ。あと、スイスは寒いけど家畜もたくさんいるよ。ヤギも大切な家畜だね。」

通常「goat」はヤギだた、スポーツの世界では「G.O.A.T」=「Greatest Of All Time」とは「史上最高」という。こんなやり取りを常に笑みをうかべながら答えているフェデラー。とても心が温まるやりとりだ。

その後は、少年が「僕がプロになってあなたと対戦するにはあと8,9年後だけどそれまで現役でいてくれる?」という質問に対して「もちろん。たとえ引退していたとしてももし君がプロになったら現役復帰するよ」。その場で少年と約束をする。そのやりとも笑いが絶えずまたそのやりとりを見ているみんなを笑顔にさせるものであった。トップランクに居続けたフェデラー。その紳士な部分もファンは多かったはずである。

後日談として。何年か後にこの約束を守るためにフェデラーは実際に少年とテニスで対戦をしている。

modern times ‘real’サングラスの新作が発売になりました。

今までは「Riaru is ‘real’」がキーワードでしたがこのシリーズからは「KEEP IT REAL」としました。

「KEEP」は“維持”するとか“保つ”という意味をもちます。「始める」こと「維持する」こと「終わらせる」ことはどれも大変だけれども、もしかしたら「維持する」ことは簡単であるかもしれないが最も難しいことなのかもしれないと思います。同じことをし続ければよいのかもしれないが、それを高いレベルで維持することはとても難しいことだと思います。

今回のコレクションはさらに日本人の顔型を追求してフィット感を向上、そしてテンプルの中の芯は波をイメージしたデザインにしています。

real | Modern Times

ブランド:modern times ‘real’ モダンタイムス リアル
MADE IN JAPAN

境界線を研ぎ澄ます。オクタゴンが描く、新しいヴィンテージの肖像。

視線が止まる、三面の美学。オクタゴンに宿る「vintage」の真髄。
眼鏡の歴史を紐解けば、そこには常に「機能」と「様式」の対話がありました。modern timesが展開する特別なライン「vintage」シリーズ。その新作「MVT-22」は、単なる懐古への傾倒に留まらない、現代の精緻な技術と深い審美眼が交差する地点に生まれた一本です。

知性を縁取る、オクタゴンのリズム
まず目を引くのは、意志の強さを感じさせる「オクタゴン(八角形)」の玉形です。丸メガネの持つ柔和さと、スクエア型が放つ誠実さ。その両者の美点を凝縮し、多角形ならではのエッジを効かせることで、掛ける人の表情に心地よい緊張感と知的な奥行きをもたらします。一見、個性が強く思えるシルエットですが、リムの繊細な太さと精密に整えられた角度の取り合わせが、驚くほど自然に顔に溶け込みながら、しかし確実に、掛ける人の人格を雄弁に語るアイコンへと昇華します。細く磨き上げられたシルバーのテンプルが深みのあるネイビーのリムと鮮やかな対比をなし、フレーム全体にクールで端正な奥行きをもたらしているのも、このモデルが放つ静かな強さのひとつです。

失われゆく芸術「三面巻き」の矜持
このフレームの密度を決定づけているのは、フロントリムに施された、今やヴィンテージの代名詞とも言える技法「三面巻き」です。眼鏡産地・鯖江の中でも限られた熟練の七宝職人にしか成し得ないこの技は、リムの上面・表面・裏面の三方に、寸分の狂いもなく七宝を施すもの。

三面巻きの真骨頂は、細いメタルリムのフォルムを一切損なわずに、豊かな色彩表現を宿せることにあります。メタル素材そのものを染めるのではなく、三面に七宝という別素材を重ねることで、金属が本来持ち得ない柔らかな発色と奥行きが生まれる。セルフレームのような強い存在感とは異なりますが、スリムで知的なシルエットをそのままに色彩を纏う。それが三面巻きならではの、静かな贅沢です。col.3のネイビーは、深海を思わせる静謐な藍。光の角度によって刻々と変化するその表情は、手に取るたびに新しい発見をもたらします。


静かに、あなたの一部へ。
格好よさとは、引き算かもしれない。そんなことを、MVT-22 col.3はふとした拍子に気づかせてくれます。細いメタルの奥に宿る、職人の静かな仕事。日々の装いにそっと添えて、あなたらしい一日を。

ブランド:modern times ‘vintage’ モダンタイムス ’ヴィンテージ’
掲載品番:MVT-22
カラー:3
参考小売価格:30,800円(税込)
日本製