ドーナツと桜とサングラス

Instagramのあなたにお勧めみたいな感じで「死ぬまでに行くべき旅行場所10選」というのにたどりついた。選ぶ人によってなのかページによってその10選の場所は異なっている。ニューヨークのセントラルパークとか、夏のリビエラ(フランス)、秋のスイス、フィンランドの冬の夜、クロアチアのEye Of The Earth、万里の長城、サハラ砂漠・・・などなどで組み合わせはいろいろある。しかし私が見たすべての10選にCherry Blossome season of Japanとある。それだけ日本の桜は素敵なものなのだと改めて認識させられていたところだった。

今回、日本の桜の名所のひとつである目黒川沿いでPOP UPショップを2日間オープンした。目黒川の桜といえば川に枝が落ち込むようなことを勝手にイメージしていたが、3年間ほどの計画で大幅な剪定を行ったことを教えてもらった。確かに、枝はかなり短くなっているがきれいに桜は咲き始めている。

今回のPOP UPではPARK SIDE DONUTSの販売も同時に行っている。私は今回初めて見たのだがなにしろすごいボリュームだ。大人気なのが納得できる。ここでこのドーナツ売っているの?と半信半疑のお客様で瞬く間に完売となる。そんな感じでサングラスも売れればよいのだがそうはいかない・・・。しかし、ドーナツ片手にコーヒー飲みながら桜のそばで思いを込めたサングラスを紹介するなんて最高だ。

今回、新ブランドの「from」サングラスをPOP UPショップで発表した。空港の出発案内板が静かに切り替わる瞬間。ゲートを抜ける前のわずかな緊張と高揚。このブランドは「旅の始まり」に宿る感情から生まれた。目的地は遠くである必要はなく、都市から都市へ、仕事から休日へ、日常から非日常へと…。人は一日の中でも小さな「フライト」を繰り返す。その境界線に立つためのプロダクトです。手に取っていただいた方たちの反応はすごくよく、今後が楽しみだ。

また、3シーズン目を迎えるmodern times ‘real’の今年のコレクションの撮影も同タイミングで行った。はるばると伊東李安琉が撮影に駆けつけてくれて久しぶりにいろいろな話ができたのも楽しかった。やはり彼の目指しているところ、やりたいことは高くそれを今年も応援できることをうれしく思う。

さて、自分は死ぬまでに行きたいところはどこなのか考えてみた。まだまだ行きたいところはたくさんある。とりあえず、今年の桜の時期を全力で楽しもうと思う。

AIが奪えない能力 - 豊臣秀長に学ぶ「共感と調整」

最近は動画配信サービスの普及で、ドラマなどを一気に視聴する「イッキ見」が

当たり前になりました。短時間で物語を楽しめる便利な方法です。

気づけば「もう1話だけ」のはずが深夜2時。

そして翌朝に少し後悔する―そんな経験のある方、多いのではないでしょうか。

(ちなみに弊社高崎ロジスティクス勤務のとある方。

やめられなくて最後まで見てしまうことが多々あるようです…)

一方で、まったく逆の楽しみ方もあります。

それは毎週少しずつ物語にふれていく体験です。

例えばNHK大河ドラマ。

毎週日曜日に放送、一年間かけて一つの物語が描かれ、

視聴者は一年間、その時代や人物と付き合うことになります。

すると歴史上の人物が、単なる出来事ではなく、

一人の人間として見えてくる瞬間があります。

今年の大河ドラマは、豊臣秀吉の弟・秀長を主人公にした「豊臣兄弟.ᐟ」

人たらしの兄弟が人間味あふれる振る舞いを見せ、視聴率は好調のようです。

(最近も大河ドラマを題材にしましたが…)

■天下統一を支えた「調整役」

秀吉はカリスマ的なリーダーとして知られていますが、

豊臣政権の安定には弟・秀長の存在が大きかったといわれています。

秀長は

・大名同士の利害調整

・家臣の不満の声を聴く

・秀吉の感情のコントロール

・政権運営の実務

といった役割を担っていました。

つまり彼は、組織の潤滑油のような存在でした。

(秀長が亡くなった後、豊臣政権は次第に不安定になっていきます)

例えば、豊臣政権では大名同士の対立が絶えませんでした。

メンツや利害が絡む中で、正論だけでは物事は動きません。

そうした場面で秀長は、双方の話を丁寧に聞きながら、

表では立てつつ、裏で落としどころをつくる―

いわば「誰も完全には負けない形」を設計していきました。

強く押し切るのではなく、全員が納得できる空気をつくること。

それが秀長の調整でした。

(「豊臣兄弟.ᐟ」第1回の冒頭がまさにそのようなシーンでした)

現代でいえば「会議で何も決まらない中、なぜかあの人が入ると話がまとまる」

―そんな存在に近いかもしれません。

■組織は感情で動く

企業では合理性が重視されますが、実際の組織では

・部門間の対立

・評価への不満

・人間関係の衝突

など、感情の問題が少なくありません。

こうした問題を解決するには、相手の立場を理解し、

関係を整える共感と調整の力が必要になります。

■AIが苦手な領域

AIは分析や計算などの論理的な処理を得意とします。

しかし

・人の感情の変化を察する

・人間関係の対立を調整する

・信頼関係を築く

といった能力は、いまだ人間の重要な役割です。

言い換えれば、AIが進化するほど人間の価値は「共感と調整」に集まっていくともいえるでしょう。

■AI時代の組織に必要な人材

企業には目立つ成果を出す人がいる一方で、

人間関係や組織の空気を整える、目立たない役割も欠かせません。

豊臣秀長は、まさにそのような存在でした。

AIがどれほど進化しても、

人と人の関係を整える役割がなくなることはありません。

人と人の間に立ち、関係を整える存在―。

そうした人材こそ、AI時代の組織において、

最も価値を持ち続ける存在なのかもしれません。

目のかゆみ、実はメガネで6割防げます

■ 今年の花粉事情

日本気象協会の調査では、東京・多摩地区の2026年の花粉飛散量は、3月上旬の時点で昨年同期比およそ10倍を記録しています。

全国的に見ても、9割以上の地域で「大量飛散」(3,000個/cm²以上)が予測されており、東日本・北日本は特に注意が必要な状況です。

スギ花粉のピークは3月中旬まで続き、その後ヒノキ花粉に切り替わって4月上旬まで第2波が続きます。まだまだ油断禁物です。

ところで、なぜここまで花粉症に悩む人が増えたのでしょうか。戦後の大規模な植林や大気汚染など複数の要因が指摘されていますが、中でも少し驚く説があります。「寄生虫が減ったから」という研究です。

日本人の寄生虫感染率は1949年には約63%でしたが、衛生環境の改善とともに激減し、1990年代には0.02%以下に。寄生虫は腸内環境を通じてアレルギー反応を抑える働きをしていたとされており、「清潔になりすぎた環境」が皮肉にも花粉症を増やした一因になったと考えられているのです。また藤田紘一郎(東京医科歯科大学名誉教授)が自らサナダムシを体内で飼育し、花粉症が消えたとも報告しています(著書『笑うカイチュウ』)。花粉症に悩むたびに少し複雑な気持ちになる話ですが、花粉症は、腸内環境によって何らかの形で引き起こされていると推測できる話ですよね。

■ メガネの防御効果

花粉対策というとマスクが主役になりがちですが、実は目への花粉対策にはメガネが非常に効果的です。日本医科大学耳鼻咽喉科の実験データ(環境省採用)によると、普通のメガネをかけているだけで目に入る花粉量が約40〜50%減少。サイドにカバーが付いた花粉症対応タイプのメガネでは、約65〜98%もカットできることが確認されています。

なぜフード付きがここまで効果的なのか、少し意外な理由があります。花粉は風に乗って漂い、最終的に「上から目に落ちてくる」ことが多いのです。フレーム上部をカバーするフードの有無が、これほど大きな差を生む理由はここにあります。なんとなくかけているメガネが実は花粉の盾になっているのも、同じ理屈です。

もうひとつ、選ぶフレームのサイズも防御効果に関係します。レンズが大きいほど顔との隙間が減り、花粉が入り込みにくくなります。花粉の季節だけ「伊達メガネ」や「サングラス」を取り入れる場合は、少し大きめのフレームを選ぶのがおすすめ。屋外でのお買い物やお散歩のときにも、メガネひとつで目の負担がかなり変わります。

■ 帰宅後のひと手間

外出後にまず行いたいのが、顔・髪・手の花粉をしっかり洗い流すこと。目は特にデリケートなので、洗顔のついでに目のまわりもていねいに洗うと症状が和らぎやすくなります。

また、換気のために窓を全開にすると、1時間で約1,000万個もの花粉が室内に入り込むという実験結果があります。窓は10cm程度開けてレースカーテンを引くだけで、花粉の侵入を4分の1に抑えられます。衣類もウール素材より表面がツルツルした素材のほうが花粉が付着しにくくおすすめです。

■花粉シーズンの目守り3ヶ条

 ① 外出時はメガネ・サングラスで目への花粉を40〜65%カット

 ② 帰宅後はすぐに洗顔で花粉を落とす

 ③ 換気は「窓10cm+レースカーテン」で花粉侵入を最小限に

花粉症との戦いに、特効薬はなかなかありません。それでも、小さな対策を積み重ねることで、シーズンを乗り越えるのがずっと楽になります。私たちも、皆さまの花粉症の症状が少しでも軽くなるよう、目を守るためのアイウェアを通じて、改善できることを模索していきたいと思います。

地味渋を、粋に。

「地味渋って、やっぱり粋だな」と感じさせてくれる一本、Flair5000。

細身のモデルに、目元をきりっと引き締めるレンズシェイプ。
装飾で印象を足すのではなく、形そのもののバランスで顔立ちを整える設計です。
一見すると、とても静か。
けれど、その静けさこそが、全体の完成度を確実に引き上げています。

今回ご紹介するのは Flair5000 c.300。
カラーはチョコレート。
あえて言うなら、渋茶と呼びたくなる色味です。

テンプルに施されたディテールは、帯締めを思わせる“結び”のような存在。
目立たないけれど、あることで横顔全体が引き締まる。
実用と美のちょうど真ん中で、佇まいに品とほどよい緊張感を添えています。

よく「洋装は足し算、和装は引き算」と言われますが、このフレームは、そのどちらにも偏りません。
洋装では足しすぎず、和装では引き算の中で“効かせる一点”になる。
だから、スーツにも、和装にも自然に馴染むのだと思います。

派手さはありません。
でも、それがいい。
地味渋であることを、あえて選ぶ…その姿勢こそが粋。
渋めに次のフレアーはこれにしようかしら?…と本気で考えている今日この頃です。

Flair5000は、分かる人にだけ伝わる美意識で、装い全体をそっと引き締めてくれる一本です。

ブランド:Flair (フレアー)

品番:Flair5000 col.300
サイズ:53サイズ

製造国:ドイツ

参考小売価格:¥57,200(税別)