夕方、最寄りの駅から自転車に乗って自宅に向かっていました。
まだまだ人通りも多い時間帯で、私のすぐ前にも、やはり自転車に乗ったおばさんが走っています。
そのおばさんの自転車の前カゴにはスーパーマーケットの白いレジ袋がいくつか積まれているのが見えます。いかにも「買い出し帰りのお母さん」といった感じです。
そのまま坂道を下り、十字路を渡っていきます。渡った先の道路は少し狭くなります。自動車1台と自転車1台が、まあまあ無理なくすれ違える程度の道幅でしょうか。
特に何も気にする事もなく、私もおばさんに続いてその道に入っていきました。
まったくいつもと同じの、何百回となく通って来た道です。
と、その時です。制服を着た警察官が2人、物陰から飛び出してきました。
両腕を「とおせんぼ」をする形に広げ、「止まってください!」と叫び、前を走っていたおばさんを止めました。
軽く急ブレーキをかけられるような状態になったので、私も止まる形になりました。
頭の中は、プチパニックです。
このおばさん、何やったの? 警察官が2人がかりで捕まえにくるような事したの?
だってどう見たって普通のおばさんにしか見えないよ?いきなり暴れだしたりしないよね?おばさんだし(おばさんと連呼してごめんなさい。私もおばさんですので、お許し下さい)。
警察官とおばさんのやりとりが始まります。
「いやあ、奥さん急にごめんねぇ。だってほら、ライト点けてないでしょ?危ないからぁ。」
「あらやだあ、ごめんなさぁい。忘れてたわあ。」
「ライト、点けて下さいねぇ?」
「はいはーい、すみませーん。」
何なのでしょう、この異様に和気あいあいとした会話は。
無駄にびっくりしてしまった・・・。脱力しながら3人の脇を迂回して通りました。
しかしやはりこれは、「無灯火運転の取り締まり」なんですよね。
いくら友好的に会話が交わされたとしても。
警察官がわざわざ待機して自転車の取り締まりをするのを初めて見ました。
それだけ自転車に対する世間の目が、厳しくなっているという事でしょうか。
皆様も、自転車に乗る時は気をつけましょう。
でないと、薄暗がりからおまわりさんが飛び出してくるかもしれません。
下手な幽霊より、怖いですよ。
経理部 倉田











