
明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、皆様より沢山のご支援ご協力を賜り有難く厚く御礼申し上げます。
皆様のご健勝とご多幸をお祈りするとともに、信頼にお応えできるよう努めてまいりますので本年もより一層のご支援ご厚情を賜りますよう、社員一同心よりお願い申し上げます。
株式会社 三共社
スティーヴ・ジョブズは、かつてこんな言葉を残しています。
「人生というものは、ビートルズかボブ・ディランの歌のようなもの。
ビジネスの手本はビートルズだ。
4人がお互いのマイナス面を補い合っていた。
相容れない性格に耐えつつも相手を尊重する、そんなバランスをとることで、全体としては個々を足した以上のものとなる。
大きいことは一人ではなし得ない。
人と人が組み、チームとなってこそ偉業を成し遂げられる。」
ジョブズは「天才」を神話化する人ではありませんでした。
彼が信じていたのは、個の強さではなく、個と個がぶつかり合いながら生まれる総体でした。
この考え方は、実は200年以上前の日本美術にも通じています。
2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』
継続力のない自分が、初めて大河ドラマを全部鑑賞。
浮世絵の成り立ち―絵師、彫師、摺師という分業制。
そして版元・蔦屋重三郎のプロデュース力。
時代背景が現代に通じていると感じ、堪能できました。
(龍馬伝は8割ぐらいみた…記憶あります)
写楽は「一人」だったのか?
江戸時代の浮世絵師・東洲斎写楽。
彼は約10か月の活動期間で145点余りの作品を制作し、それまでの役者絵の常識を覆す、生々しい表情を描き切りました。
写楽には、大きな謎があります。
・作風が時期によって大きく異なる
・活動期間が短すぎる
・正体が一切分からない
そこから生まれたのが、「写楽工房説(複数人)」です。
「写楽とは、一人の天才ではなく、複数の絵師が関わった“チーム名”だったのではないか」
という考え方です。
もしそうだとしたら、写楽のあの強烈な表現は、誰か一人の才能ではなく、異なる感性がぶつかり合った結果だったのかもしれません。
個性は、混ざったときに際立つ
写楽複数人説が示唆するのは、画風の違い=欠点ではなく、画風の違い=役割分担 という視点です。
ある絵師は人物のクセを誇張するのが得意だったかもしれない。
ある絵師は構図を整えるのがうまかったかもしれない。
ある絵師は商業性を理解していたかもしれない。
それぞれが自分の持ち場で力を出し切った結果、写楽という他に類を見ない表現が立ち上がった。
これは、まさにジョブズが語ったビートルズの姿と重なります。
(ちなみに現在は能役者・斎藤十郎兵衛が定説のようです。
ドラマでは…どちらの説も取り入れていて、個人的には脚本家にあっぱれです)
プロダクト開発も同様
プロダクト開発も、決して一人では完成しません。
・デザインする人
・設計する人
・素材を熟知している人
・製造現場を理解している人
・実際に使う視点を持つ人
それぞれが、同じ方向を見ながらも、見ているポイントは微妙に違い、時には意見がぶつかります。
「美しいが、量産しにくい」
「機能的だが、面白みが足りない」
けれど、その摩擦こそが、一人では到達できない地平へ連れて行ってくれる。
「足し算以上」になった瞬間、人は共感する
良いプロダクトには説明しきれない「納得感」や「共感」が宿ります。
それは、誰か一人の強烈な主張ではなく、複数の視点がせめぎ合いながら収束した結果だからこそ生まれるものです。
写楽の役者絵に、現代の私たちがなお魅了されるのも、そこに一人分を超えた人間の厚みがあるからではないでしょうか。
ビートルズ、写楽、そして私たちのメガネづくりも―――
本質は、きっと同じです。
2026年2月 サングラス発売
冬は日差しが弱いため、紫外線対策は不要だと誤解されがちです。
けれど、低い角度から差し込む冬の日差しや、雪面からの照り返し、さらに乾燥によって肌や目のバリア機能が低下することで、目は思いのほかダメージを受けやすくなります。
そんな冬の環境でも、目を守りながら、冬ならではのコーディネートのアクセントとなるサングラスを。
2026年2月、ようやく完成します。
詳細は、来月あらためてご紹介します。
女性向けアイウェアブランド「Dragée(ドラジェ)」は、2025年にブランドカラーをピンクからラピスラズリへ一新し、新しい章を迎えました。
この深く澄んだブルー(ラピスラズリー)には、“真実”や“崇高さ”、そして「すべては変化し続ける」というメッセージが込められています。
そんなドラジェの新しい世界観を全国の店頭で体感していただくために開催したのが「ドラジェフェア」です。
全国約40店舗の眼鏡店様にご協力いただき、店頭では専用の円形ディスプレイやタペストリーを用いて、ブランドの上品で華やかな空気感を演出しました。

フェア開催期間中、店頭では多くの女性が新しいドラジェを手に取り、かけ心地やデザインを楽しまれました。その様子はInstagramを中心にSNSでも発信され、全国の眼鏡店同士の情報共有(BtoB)だけでなく、一般のお客様(BtoC)にも広く届く新しいプロモーションとして注目を集めました。
※今後展開予定の眼鏡店様もございます(2025年11月13日時点)。
フェアにご参加いただいた店舗様からは、嬉しい声も多く寄せられています。
「以前のドラジェと雰囲気が違うので売れるか不安だったが、思った以上に好評で販売できた。」
「トレンドの玉型だったので、お客様に勧めやすかった。」
「フルカラーが揃っていたので、お客様に満足していただけた。」
「RAY PANTは玉型もテンプルのリングもおしゃれで好評だった。」
「5万円前後のフレームに自信がなかったが、フェアという後押しで積極的に提案できた。」
「また定期的にフェアを開催したい。」
どのコメントからも、“ブランドの変化が確かな成果へとつながった”ことが感じられます。私たちもこの反響を大変嬉しく受け止めており、今後も店舗様とともに、より魅力的な売場づくりを進めていきたいと考えています。
現在、ドラジェを常時お取り扱いいただいている店舗様については、三共社公式HPにて「取扱い店舗一覧」として順次掲載を進めています。
※「取扱い店舗一覧」はDragéeブランドページとカタログページにリンクされております。ページ下部に各エリア毎のボタンがありますので、そちらよりご覧ください。
お近くの店舗で、ぜひ新しいドラジェの世界観をご体感ください。
そして、フェアを通じて感じたのは、ブランドの“変化”が持つ力です。
ピンクの可憐さから、ラピスラズリの知性と気品へ。
それは、女性たちが自分らしさを更新しながら、より自由に生きることを肯定する象徴でもあります。
ドラジェは、そんな“変化を楽しむ女性たち”に寄り添いながら、これからもその瞬間を輝かせていきます。




早足で過ぎる時の流れ。忙しい日常。
心身の健康は、”暮らしの質”を高める事でそのバランスが保たれます。
アイウェアにおけるそれは、質の良い”掛け心地”。
「Elite(エリート)」は、レンズの厚みで重く下がってくる眼鏡へのストレスを軽減すべく開発されました。
チタン製の超軽量フレーム。
テンプルエンドに重みを持たせた「コアバランス設計」は、眼鏡の重心を耳の後ろへと変え、前にずれ落ちにくく、鼻の痛みや跡が付くといった顔への負担を軽くします。
エレガンスなデザインと、ストレスフリーな掛け心地。
Eliteは、あなたの心と身体のバランスを整え、真の美しさへと導くアイウェアです。

〈Good Balance For Your Life〉
カナダ・バンクーバーでの活動より、長きに渡りヨガ指導者として国内外で活躍するMAIKO KURATA さんが考える『バランス』とは?
ー「陰と陽、静と動。両方あるから整うんです。ー
「バランス」って、私は日常生活を過ごしていくのに一番大切な事だと思っています。
”陰と陽”の考え方で、暑い寒い・高い低い・明るい暗い・早い遅いとある中で、人間ってどうしても ”陽” の方が良く見えてしまう。
特に現代社会に生きてると、そうなりがちじゃないですか。
なんだけど、実際は両方あるからバランスが整っていて、健康な状態が保たれているんです。
例えば太陽の下、アクティブに動いている時は楽しいんだけど、ずっと暑くて陽が長いと疲れちゃう。
本来はそれに対して相反する静かな休息の時間が必要なのですが、忙しいとどっちかに偏ってる事に気付かないんですよね。
自分は今どこにいて、バランス的にどっちにいるんだろう?
じゃあバランスを整えるには何をすればいいんだろう?
って事をヨガマットの上で考える。
別に瞑想でも深呼吸でも良いんです。
ザワザワしているところから一歩離れて自分自身の調子を見る。
ヨガって全てのポーズがバランスで出来ているのですが、そのバランスを取るためには身体の真ん中で軸をしっかり持ちながら、外側はリラックスしている状態をつくることが必要なんです。
それは日常生活でも同じで、自分自身の軸を持ちながらも、周りから違う意見が来た時、跳ね除けるんじゃなくて遊びがある中で吸収性を持ちながら見極める事が出来ると物事が上手く回る。
どんな時でも、軸がしっかりしていて外側は緊張していないポーズ。
全部この原理なんですよね。
この「バランス」がきっと ”わたしらしさ” に繋がるんだと思います。

〈Maiko Kurata〉
2001年に渡加、日本とカナダを行き来する中でヨガに出会う。
バンクーバー 「Semperviva Yoga Studio」にて500H Teacher training を修了、同スタジオインストラクター・トレーニングトレーナーとして活動。
現在は拠点を日本に移し指導者養成にも多く携わる。
師であるGloria Lathamの通訳&Co-teaherとして国内外のトレーニング、ワークショップに参加、『Kundalini awakening yoga』を日本で指導している第一人者。
DJ Satoshi Miya共に“ヨガと音楽”のコラボクラスを軸にヨガイベント、音楽フェスなどにも多数参加。
誰もが楽しめるYOGAをコンセプトにしたプロジェクト”YOGA FOR EVERY BODY”を通じて『自分らしく生きていく事の素晴らしさ』をシェアしている。
小売店の皆さま、
日頃よりSANKYOSHA SHOPをご利用いただき、ありがとうございます。
皆さまの仕入・発注業務がよりスムーズになるよう、引き続き改善・充実に努めてまいります。
そして今回、日頃の感謝を込めて、期間限定の特別セールを実施いたします。
SANKYOSHA SHOP限定
対象ブランド・Flair(フレアー)
※クリックでフレアーページへ(https://sankyosha.ne.jp/brand/flair)
期間:7月25日(金)~8月31日(日)
MEIGAN SHOP登録店舗様、ぜひこの機会にご注文よろしくお願いいたします。
SANKYOSHA SHOP未登録の小売店様も、これを機にぜひご登録・ご活用ください。
・在庫の確認(土日祝日・時間外も可能)
・ご予約商品・出荷予定日・送り状 NO など、ご注文状況の確認。
・便利な検索機能で、希望のフレーム・商品(素材・カラー・サイズ・天地幅・価格etc)が効率よく見つかります。
SANKYOSHA SHOPで「できる」こと
ご不明な点ございましたら、担当営業までお問い合わせください。
【SANKYOSHA SHOP】のご登録はこちらよりお願いします。
前回に続き、眼鏡の産地福井県鯖江市内にある『めがねミュージアム』の展示ルーム内のご紹介を。
福井県は日本製眼鏡フレームの約95%を生産する一大眼鏡産地である。
しかしその黎明期には、当時の最先端の技術を体得しようと、人生を賭した職人たちの連続的な努力があった。
明治末期から福井で本格的に製造が始まった赤銅眼鏡の枠づくり、当時貴重だった金属素材を無駄なく駆使する知恵と創意工夫、そして美しく機能的な眼鏡を作ろうとする職人の向上心が滲み出ている。
1:溶かす 固める 伸ばす
銅と金を竿秤で量り炉で溶かし、道具を巧みに使い分けながら伸ばす。

2:引く
丸くした合金を車地の引き板に通し、さらに細くする。

3:縒る(よる)
テンプルの耳にかかる部分を『モダン』と呼ぶ。細い針金の構造様式を縄手と呼ぶ。

4:部材をつくる
電動工具がなかった時代、螺子(ネジ)までもが職人の手で作られていた。

次回に続く。
『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』
ティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを演じ(ギターと歌唱の練習を5年間!)
日本では2025年2月に公開された映画(現在ディズニープラスにて配信中)
1961年、19歳のボブ・ディランが、ミネソタ州の田舎からニューヨークへ降り立ち、1965年、フォークの神様といわれたディランがエレキギターに持ち替え、名曲『LIKE A ROLLING STONE』を披露するまでを描いています。
彼はインタビュー等では、はぐらかしたり、煙に巻いたりしている人なので、映画では当時の心情とかが表現されているのかと期待したのですが、自伝的映画でありながら、主人公の内面にはあまり踏み込まれていなく…。
公民権運動、冷戦やキューバ危機、ケネディ大統領暗殺や、当時の恋人に触発・影響されまくりの制作やパフォーマンス、ファッションも影響された、止まることを拒否するかのようなスタンス。
『LIKE A ROLLING STONE』の歌詞からとったタイトル、A COMPLETE UNKNOWN 名もなき者・完全に不明・のように、転がる石のように変化し続けるボブ・ディラン像を存分に堪能しました。

ちなみに、劇中はもちろんディラン本人もレイバンのサングラスを愛用。
レイバンは、1937年にアメリカのレンズメーカー、ボシュロム社がスタートさせたブランドです。
(1999年に売却されたため、現在は、エシロール・ルックスオティカの傘下ブランド)
1929年、アメリカ空軍から、光を遮断する(=レイ・バン)パイロット専用のサングラスの製作を同社が依頼され、開発に取り掛かったのがその歴史の始まり。
ディランが愛したのはウェイファーラー(スクエアシェイプのセルフレームサングラス)
ディランファッションの代名詞となりました。
メガネ業界含め、現代のビジネス環境は、常に変化し続けています。
市場、テクノロジー、ライフスタイルや価値観、そしてお客様のニーズは刻一刻と変わり、昨日までの常識が、今日には通用しないことも珍しくありません。
そんな時代に求められるのは、「変わらないこと」ではなく、「変わることを恐れず、選び続ける力」です。
その鍵となるのが、「イノベーション」と「意見を受け入れる姿勢」ではないかとおもいました。
イノベーションとは、単に新しい商品を開発することだけではなく、日々の業務の中にある「当たり前」を疑い、より良くしていく取り組みであり、小さな気づきや改善が、やがて大きな価値を生み出します。
そしてもう一つ大切なのが、マイナスに聞こえる意見でも、一度しっかりと受け止める姿勢です。否定や反論から入るのではなく、まずは「そういう見方もある」と受け入れることで、対話が生まれ、チームはより強くなります。
時代に合わせて変化し続ける企業でありたい。
常に変化し続ける、「変化を恐れぬ者」ボブ・ディラン。
最後に、名曲『The Times They Are A-Changin'(時代は変わる)』
の一節で締めたいとおもいます。
“You better start swimmin’ or you’ll sink like a stone”
「泳ぎ始めなければ、石のように沈んでしまう」
