前回に続き、眼鏡の産地福井県鯖江市内にある『めがねミュージアム』の展示ルーム内のご紹介を。
福井県は日本製眼鏡フレームの約95%を生産する一大眼鏡産地である。
しかしその黎明期には、当時の最先端の技術を体得しようと、人生を賭した職人たちの連続的な努力があった。
明治末期から福井で本格的に製造が始まった赤銅眼鏡の枠づくり、当時貴重だった金属素材を無駄なく駆使する知恵と創意工夫、そして美しく機能的な眼鏡を作ろうとする職人の向上心が滲み出ている。
1:溶かす 固める 伸ばす
銅と金を竿秤で量り炉で溶かし、道具を巧みに使い分けながら伸ばす。

2:引く
丸くした合金を車地の引き板に通し、さらに細くする。

3:縒る(よる)
テンプルの耳にかかる部分を『モダン』と呼ぶ。細い針金の構造様式を縄手と呼ぶ。

4:部材をつくる
電動工具がなかった時代、螺子(ネジ)までもが職人の手で作られていた。

次回に続く。








