レンズを覗いて、江戸を見る。上野の大英博物館展とめがねの話

上野公園の東京都美術館で、少し変わった里帰りが起きています。過去に海を渡り大英博物館に所蔵されている日本美術コレクションの中から、江戸時代の絵がまとまって帰ってきています。

「東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画」。4万点にのぼる日本コレクションから、選りすぐりの優品およそ200件が並んでいます。喜多川歌麿の肉筆画「文読む遊女」は今回が初めての里帰り。円山応挙の「虎の子渡し図屛風」も来ています。展示期間は10月18日まで。そのあと大阪中之島美術館へ巡回します。

とりわけ話題なのが狩野派の襖絵です。青森県中泊町の宮越家が所蔵する「春景花鳥図襖」、大英博物館の「秋冬花鳥図襖」、シアトル美術館が所蔵する「琴棋書画仙人図襖」。この3組がもとは一連の作品だったとわかり、約150年ぶりに一堂に会しました。大英博物館とシアトル美術館のものは、もともと一枚の襖の表と裏。1930年代に引き裂かれた両面が、いま同じ部屋に並んでいます。次にいつ見られるかは、誰にもわかりません。

前述の円山応挙は、若い頃「眼鏡絵(めがねえ)」を描いていました。遠近法で風景を描き、凸レンズを付けた覗き眼鏡を通して見ると立体的に見える絵です。傾けた鏡に映してレンズで覗く仕掛けなので、原画は左右が反転しています。絵は木版で刷った線に筆で色をつけ、さらにその絵に小さな穴を開けて薄紙を貼り、裏から光を当てる仕掛けまで施されています。そこだけが淡く光って見えたそうです。虎を屏風に描いたあの応挙の出発点が、レンズの向こうの小さな風景だったわけです。

そして江戸時代に油絵を描いていたことで有名な司馬江漢がいます(代表作は「相州鎌倉七里浜図」)。天明4年(1784年)、自ら手がけた腐食銅版の技法で眼鏡絵を一枚つくりました。「不忍之池」です。上野の不忍池を南岸から北へ望んだ構図です。江漢は覗くための「反射式のぞき眼鏡」まで自作しました。現物は神戸市立博物館に残っています。

会場の東京都美術館は上野公園の中、不忍池はそこから歩いてすぐです。240年ほど前、この池の絵をレンズ越しに覗いて驚いた人たちがいた。そう思って会場を出ると、いつもの上野が少し違って見えるかもしれませんね。

江戸時代のめがねは、レンズにガラスか水晶、フレームにべっ甲や水牛の角、木などを使っていました。よく知られているのが、徳川家康の遺品。久能山東照宮に「目器」として伝わる重要文化財で、つるはなく、鼻に乗せるか手で支える形。そのフレームは、べっ甲でできています。

日本にめがねが伝わったごく初期から、べっ甲は最上級の素材のひとつでした。天下人が鼻に乗せていた縁と、いま私たちが扱う素材が同じである。なかなか面白い事実だと思います。

三共社には「341」というべっ甲アイウェアのブランドがあります。素材はタイマイという海亀の甲羅で、生を全うして自然へ還った個体のものだけを使い、職人が長い時間をかけて磨き上げます。斑の出方も飴色の深さも一枚ごとに違うので、同じ柄のフレームはできません。

べっ甲はかけ込むほど艶が深まり、手に馴染む。持ち主が重ねた時間が、そのまま素材の表情になります。ブランドが掲げているのも、時を超えて受け継がれる価値と、自然の循環を尊重することです。

名前の「341」は、かつて本郷区湯島天神町にあった、今はもう存在しない番地に由来します。三共社が115年、眼鏡とともに歩いてきた出発点の住所です。そして三共社は、今も湯島にあります。上野公園を南へ抜け、不忍池のほとりを回ってさらに南に抜ければ湯島。江漢が絵に描いた池と341が生まれた町は、歩いて行ける距離にあります。

展覧会は10月18日までです。もし上野へ行かれるなら、帰りに少し遠回りをして、不忍池のほとりを歩いてみてはいかがでしょうか。江戸時代の絵師が見てきた景色と同じ景色を今レンズ越しに見る。景色は全くかわってしまったかもしれませんが、同じ場所を見ていた、過去と未来を見るような不思議な感覚を味わうことができるかもしれません。いつか手元にべっ甲を選ぶ日が来たら、その素材も日本のめがねのごく初めから使われてきたものだと、思い出していただけたらうれしく思います。

未来を変えるのは、リスペクト。 -夏目漱石が問いかけた「我執」と、変化の時代に大切なこと-

-respect-love-life-
私たちが日々、出会い、様々な形で関わる多くの人やモノたち、
それらひとつひとつに、尊敬と愛情を持って接すること。

当社のスローガンであり、目指すべきところです。

AIの進化やデジタル化、価値観の多様化など、大きな変革期を迎えている今、
そのような変化に対応しつつ、
変わらずに守るべきスローガンを胸に日々仕事をしています。

当社のスローガンを見つめ直すとき、
私がいつも思い起こすのが……夏目漱石です。

夏目漱石の胸像(新宿区早稲田 漱石公園)

2026年は、夏目漱石が亡くなって110年。
文明開化という、明治維新以降の日本は急速な近代化を進め、
西洋の文化や技術を積極的に取り入れ、
人々の価値観や生き方が大きく揺れ動いた時代を生きた夏目漱石。

夏目漱石は、変化そのものを否定したのではありません。
むしろ、新しい時代を受け入れながらも、
「人として何を大切にすべきか」を、作品を通して問い続けました。

代表作『こころ』をはじめ、多くの作品で描かれているのが、
「我執(がしゅう)」というテーマです。

「我執」とは、自分の利益や考え、自分の権利ばかりに心が向き、
周囲への思いやりや責任を見失ってしまうこと。
(現代で言えば「エゴイズム(利己主義)」という言葉に近い考え方です)

夏目漱石は、そのようなエゴイズムが人と人との信頼を壊し、
やがて自分自身をも孤立させてしまうことを描きました。
100年以上前に書かれた作品ですが、その問いは、
当社のスローガン-respect-love-life-
と通じるものがあるのではないかとおもうのです。

私たちの仕事も、一人では決して成り立ちません。
メガネがお客様のもとへ届くまでには、取引先、営業、受注、物流、経理など、
多くの人がそれぞれの役割を担っています。
表に見える仕事だけでなく、見えないところで会社を支える仕事があるからこそ、
お客様へ価値を届けることができます。
だからこそ必要なのは、互いの仕事への-リスペクト-です。

経営の神様と称される松下幸之助氏は、
『感謝の心が人を育て、組織を育てる』と説きました。

姜尚中氏は著作「悩む力」にて、
『仕事は「他者からのアテンション」そして「他者へのアテンション」である。
やりがいとか夢の実現といったものは次の段階の話です』とありました。
(アテンション:ねぎらいのまなざしを向けること)

私たちには働く権利があります。
しかし、その権利は仲間の支えがあってこそ成り立っています。

だからこそ、自分が支えられたときには、今度は自分が誰かを支える。
そうした当たり前の積み重ねが、職場の信頼を育み、より良い組織をつくります。
反対に、自分の立場や利益だけを優先し、周囲への配慮や感謝を忘れてしまえば、
組織の力は少しずつ失われていきます。

変化の激しい時代だからこそ、
新しい技術や価値観を柔軟に受け入れることは欠かせません。
しかし、時代がどれほど変わっても、変えてはならないものがあります。

それは、仲間を尊重する心。
支えてくれる人への感謝。
そして、お客様の期待に誠実に応えようとする姿勢です。

夏目漱石が作品を通して伝えようとしたのは、
「時代は変わっても、人として大切なものは変わらない」
ということだったのかもしれません。

メガネは視界をクリアにします。
企業もまた、正しい価値観というレンズを通して未来を見つめることで、
進むべき道がより明確になるのではないでしょうか。

私たちはこれからも、自己の利益(我執)だけではなく、
人を尊重し、変化を恐れずに挑戦を続けながら、お客様、取引先、
そして仕事仲間から信頼される企業を目指してまいります。

チャップリンから感じる、「変わらない自由」と、新しい視点。~「モダンタイムスティティーナ (modern times ’titina’) MTI-08」~

人にはそれぞれ何度も読み返してしまう「バイブル」のような本があります。

私にとっては、

「陽のあたる場所~浜田省吾ストーリー~(田家秀樹著)」

「こころの処方箋(河合隼雄著)」

「武器になる哲学(山口周著)」 

「S先生の言葉(山田太一著)」

「チャップリン自伝(チャールズ・チャップリン著)」などですが、

特に「チャップリン自伝」は、折にふれて読み返したくなる一冊です。

流行に左右されず、それでいて人の心に寄り添い続けたチャップリンの表現には、

時代を越えるものづくりの本質を感じます。

そんなチャップリン映画のタイトルに由来するブランドが、

「modern times(モダンタイムス)」です。

新型 ’titina’ MTI-08

今回ご紹介するのは、「modern times」 のニューモデル’titina’(ティティーナ)MTI-08。

’titina’という名は、映画「モダンタイムス」の終盤で、

チャップリン自身が歌う印象的な楽曲タイトルから名付けられています。

サイレント映画にこだわり続けたチャップリンが、初めて肉声を披露した象徴的なシーン。

そこには、「変わらないもの」を大切にしながらも、

新しい表現へ踏み出す意思がありました。

「modern times ’titina’」もまた、

クラシックな価値観を大切にしながら、新しい視点を取り入れたモデルです。

掛け心地を支えるβチタン

素材にはβチタンを採用。

しなやかな弾力性を持ち、軽やかでストレスの少ない掛け心地を実現しています。

長時間掛けても疲れにくく、

「自然に顔に馴染む感覚」は、「modern times」らしい魅力のひとつです。

テンプル部分にはβチタンに透明感のある熱収縮チューブ “ART FLEX” を組み合わせています。

素材にはTPエラストマー(TPE)を採用。

ゴムのような柔軟性を持ちながら、肌当たりはとても滑らかです。

時代に縛られないために

流行は移り変わります。

けれど、本当に良いものは、時代を越えて残っていく。

チャップリンがそうだったように、

「modern times」もまた、時代に縛られない自由さを大切にしています。

新型 ’titina’ MTI-08。

ぜひ店頭で、その掛け心地と柔らかさを体感してみてください。

かけたいから、かける。── 自分への小さな「好きにさせてよ」

2004年。女優・樹木希林、61歳。

網膜剥離により、左目の視力を失った。

手術という選択肢はあった。でも彼女は、断った。

そして、こう言ったのだ。

「目玉一個つぶれたって、お釣りがくるような人生だったな」

この言葉を、何度読み返しても胸がすく思いがする。

諦めではない。嘆きでもない。何かを失うことを「不幸」とは捉えず、それまでに得たものの多さに静かに目を向けた言葉だ。「足るを知る」という言葉があるけれど、希林さんのそれは説教くさくなく、むしろどこかさばさばと、清々しい。

希林さんには座右の銘のような言葉があった。「不自由を面白がる」。片目になったことについても、「今まで見えすぎたものが見えなくてちょうどいい」といった趣旨の発言を残している。不便を嘆くのではなく、不便のなかに面白さを見つけてしまう。

そして、その言葉の底にあるのは「執着からの解放」だと思う。失ったものを追いかけず、今の状態を新しい「自分」として定義し直す。希林さんが体現していたのは、暗さのない、むしろ軽やかな諦めだった。

60代でそれができる人が、どれほどいるだろう。いや、30代でも、20代でも。何かを失ったり、変化に直面したとき、そこにユーモアと余白を持てることは、思っているよりずっと難しい。

そして2016年1月。もう一枚、忘れられない「希林さん」がある。

宝島社の新聞全面広告。英国の画家ジョン・エヴァレット・ミレイの名画「オフィーリア」——花々に包まれ、水面に横たわる女性を描いた、あの絵——をモチーフに、樹木希林が静かに目を閉じている。そこに添えられたのは、たった一行のコピーだった。

「死ぬときぐらい好きにさせてよ」

読んだ瞬間、言葉を失った人も多いのではないだろうか。

「生きるのも日常、死んでいくのも日常」——広告には、希林さん自身のそんなコメントも添えられていた。この一枚は朝日広告賞をはじめ数々の賞を受賞し、「生き様が絵になるだけでなく、死に様まで絵になる役者」と称された。

当時72歳。全身がんを抱えながら、それでも彼女は「好き」を選び続けていた。

思えば、左目を失ったあの日から、この広告まで。樹木希林という人は、一度も「仕方なく」を選ばなかった。俳優も、ファッションも、生き方も、そして死に際でさえ。自分の「好き」を、静かに、しかし確かに、貫き続けた人だった。

 

若い世代が、いま希林さんに惹かれるわけ

 

樹木希林さんが他界して、もう8年近く経つ。それでも彼女の名言はSNSでシェアされ続け、「樹木希林 名言」の検索は今も絶えない。

是枝裕和監督の映画「海街diary」や「万引き家族」を通じて彼女を知った20代・30代も多い。あるいは、ふとスクロールしたInstagramで彼女の言葉に出会い、「なんか、刺さる」と感じた人も少なくないだろう。

なぜ、世代を超えて響くのか。

「おごらず、人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」。「楽しむのではなくて、面白がることよ。面白がらなきゃ、やってけないもの、この世の中」。これらの言葉が、今まさにSNSの「比較」や「正解のある生き方」のプレッシャーに疲れた若い女性たちの心に、じわりと響いている。完璧でなくていい。誰かと同じでなくていい。自分の「好き」を持っていればいい——希林さんの哲学は、むしろ今の時代のほうが切実に必要とされているのかもしれない。

メガネひとつをとっても、同じことが言える。

視力が落ちてきた、老眼が始まった。そういう「変化」を前に、「仕方なくかける」という気持ちになる瞬間は、年齢を問わず誰にでもある。スマートフォンを長時間見る現代では、むしろ20代・30代にも視力の変化は身近な問題だ。

でも、「かけたいからかける」に変わった瞬間、メガネはアクセサリーになる。表現になる。自分らしさの一部になる。希林さんが61歳で体現したことは、何歳でも、誰にでも、できることだ。

 

Dragée(ドラジェ)という選択

 

フランスの祝い菓子「ドラジェ」。結婚式やお祝いの席を華やかに彩るその一粒のように、アイウェアが人生の大切な瞬間を輝かせてほしい——そんな想いから生まれたブランドが、2015年に誕生した。

2025年、ブランド誕生から10年。新たなテーマカラーに選ばれたのは「ラピスラズリ」の深く澄んだブルー。その色が持つ意味は、「真実」「崇高さ」、そして「変化し続ける力」。

しなやかに、芯を持って生きる女性へ。年齢も、世代も問わず、「かけたい」と思えるメガネを届けたい——それが、Dragéeの変わらない約束だ。

 

TRESSE CROWN(トレス クラウン)

纏う人のらしさを、美しく紡ぐ

Col. 02
フロント:ダークグレ―/WG テンプル:ゴールド/ワイン

TRESSEはフランス語で「編む」を意味する。異なるものが寄り合い、ひとつの美しさを生む。

ダークグレーのクラウンパントに、ゴールドのブリッジ。テンプルはゴールドとワイン、2色の細い金属が小さな結び目で出会い、二筋に分かれて耳元へと伸びていく。異なる色の糸を編み合わせたかのようなこの造形こそ、TRESSEの名を体現するディテール。先端のモダンには、深いボルドーのマーブルが重ねられている。

Col. 02
フロント:ダークグレ―/WG テンプル:ゴールド/ワイン

 CROWNという名前が示すように、かけた人をさりげなく主役にする一本。

 

TRESSE POLLY(トレス ポリー)

「好きにさせてよ」を、まとう

Col. 04
フロント:オリーブ/G テンプル:ゴールド/オレンジ

オリーブの多角形フロントに、ゴールドのブリッジ。テンプルはゴールドとオレンジ、2色の金属が結び目を描き、二筋となって耳元へと伸びていく。CROWNと同じ「編む」構造を、より鮮やかなコントラストで響かせるフレーム。先端のモダンに置かれた深いティールブルーのマーブルが、その大胆さに不思議な静けさを添えている。

Col. 04
フロント:オリーブ/G テンプル:ゴールド/オレンジ

どちらのモデルを選んでも、それは「仕方なく」ではなく「好きだから」という選択になる。

 

「好きにかける」ことが、今日の自分への答えになる

 

「死ぬときぐらい好きにさせてよ」。

この言葉は、メガネにも、ファッションにも、生き方全体にも通じると思う。

30代も、40代も、50代も——変化する自分を受け入れながら、それでも「好き」を選び続けること。希林さんはそれを、言葉だけでなく、その全身で見せてくれた。

左目を失ったあの日も、全身がんを抱えたあの広告も、希林さんの「好きにさせてよ」は、特別な勇気から生まれた言葉ではなかったと私は思う。日々、小さな「好き」を選び続けてきた人だけが、最後にあの一言にたどり着くのだ。

あなたが今日、「仕方なく」ではなく「かけたいから、かける」を選ぶこと——それもまた、自分への、小さくて確かな「好きにさせてよ」だ。

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週末の帰り道、夜のドライブを少し快適にする「夜用レンズ」という選択肢


楽しかった週末の小旅行。

心地よい疲れとともに、夕闇が迫る帰り道を自宅へと走らせる。

そんな穏やかな時間の中で、ふと対向車のライトに目がくらんだり、標識が見えにくいと感じることはありませんか。

「昔に比べて、夜の運転が少し疲れやすくなった気がする……」

もしそう感じているなら、それは気のせいだけではありません。近年の夜間環境の変化が、私たちの目に少なからず影響を与えているのです。

背景にあるのは、照明環境の変化

現在、車のヘッドライトの主流はLEDへと移行しました。非常に明るく長寿命なLEDですが、強い光(ブルーライト成分)を多く含むため、人によっては「刺すような眩しさ」や「視界のちかつき」を感じやすくなっています。

こうした状況を受け、現在多くのレンズメーカーが、夜間の視界をサポートする専用レンズの開発に力を入れています。

主要メーカー各社の夜用レンズ一覧

現在、国内で入手可能な主要な夜間運転用(または夜間活動用)レンズをまとめました。それぞれアプローチが異なるため、自分の感じているストレスに合わせて選ぶことができます。
※弊社取り扱い以外のメーカー様も含まれます。

メーカー商品名特徴・概要
東海光学ナイトビュー【カラー系】 LEDの眩しい波長をピンポイントで抑える特殊染料を採用。視界を暗くせずコントラストを高めます。
ニコンシーコート ネクスト・ドライブ【コート系】 無色透明のまま眩しさを抑える特殊コーティング。夜間だけでなく日中も常用できる自然な見え方が特徴。
イトーレンズネッツペックコート【特殊構造系】 レンズ表面に微細な網目状の金属膜を施し、光を優しく拡散。眩しさを和らげ、目の疲れを軽減します。
HOYAキャリアカラー【カラー系】 短波長光をカットし、色のコントラストを強調。日常の眩しさ全般に幅広く対応します。
ZEISSドライブセーフレンズ【設計・コート系】 夜間や悪天候時の瞳孔の変化を考慮した設計。視線移動のしやすさと眩しさ低減を両立した高級モデル。
TALEXモアイレンズ【偏光フィルター系】 独自のフィルターで「雑光」をカット。夜間運転の基準を満たしつつ、路面の照り返しなどを穏やかにします。
コダックネオコントラスト【染料系】 眩しさの主因となる「黄色い光」を吸収。視界がクリアになり、物の輪郭や色がはっきりします。

快適な夜の視界を、新しい「道具」で手に入れる

これだけ多くのメーカーが夜間用レンズを展開しているのは、それだけ夜の視界に悩みを抱える方が増えている証拠でもあります。

今回ご紹介した中でも、東海光学の「ナイトビュー」は、特に現代のLED光源の特性を分析して作られた、夜間運転に適したバランスの良いレンズです。

このレンズの最大の特徴は、単に視界を暗くするのではなく、「特定の光の波長をコントロールする」ことにあります。

  • 2つの強力な光をブロック 従来のディスチャージライトに加え、現代の主流であるLEDヘッドライト。この2つの光源から出る眩しい波長を効率よくカットします。
  • 明るさはそのまま、むしろ「くっきり」 「眩しさを抑えると、暗くて見えにくくなるのでは?」という心配はいりません。 ナイトビューは、人間が暗い場所で最も明るさを感じる波長(510nm付近)を優先的に通す設計になっています。これにより、視界を暗くすることなく、眩しさだけをスマートに抑え込みます。
  • 悪天候や夕暮れ時にも強い 淡いイエローのカラーがコントラストを高めてくれるため、光が散乱して視界が悪くなる「雨の日の夜道」や、輪郭がぼやけやすい「夕暮れ時」にも、クリアな視界をサポートしてくれます。

「まずは手軽に試したい」方へ。既製品の『ナイトグラス』という選択肢も

「レンズを新調するのは少し大掛かりに感じる」という方に、夜間用レンズの「入口」としておすすめしたいのが、既製品モデルの『ナイトグラスLED』です。 オーダーメイドとは違い、完成されたメガネとして販売されているため、「手に入れたその日から」すぐに効果を実感できるのが最大の魅力です。

「ナイトグラスLED」とは

車のLEDヘッドライトの普及率はここ10年で約20倍にも急増しています。この現代特有の強い光に対応するため、ナイトグラスも進化を遂げました。

  1. 「LEDの光」をスマートにブロック まぶしさの原因となる特定の光のみをカット。視界全体を暗くすることなく、対向車のライトや雨の日の路面反射を穏やかにします。
  2. 特許技術で「夜の視力」を補正 暗い場所で瞳孔が開くことで起こる「視力の低下」を、独自の光学設計(特許取得)でアシスト。遠くの標識なども、より「くっきり」捉えられるようサポートします。
  3. 暗い車内でもサッと掛けられる親切設計 つる(テンプル)は、途中まで開けば最後までパッと開く特殊な構造になっています。 手元が見えづらい暗い車内でも手間取らず、スムーズに装着できるドライバーに嬉しい設計です。
  4. シーンを選ばない「ウェリントン型」 性別や年齢、顔の形を問わず似合うウェリントン型のフレームを採用。 ドライブだけでなく、夜間のウォーキングや犬の散歩、スポーツ・ライブ観戦時の強いスポットライト対策など、幅広い「夜活」で活躍します。

「まずは手軽に、この快適さを体験してみたい」という方にとって、これほど心強い味方はありません。

次の週末、旅の終わりを心地よいまま締めくくるために。

ご自身のスタイルに合った「夜の相棒」を、メガネ専門店で一度相談してみてはいかがでしょうか。

AIが奪えない能力 - 豊臣秀長に学ぶ「共感と調整」

最近は動画配信サービスの普及で、ドラマなどを一気に視聴する「イッキ見」が

当たり前になりました。短時間で物語を楽しめる便利な方法です。

気づけば「もう1話だけ」のはずが深夜2時。

そして翌朝に少し後悔する―そんな経験のある方、多いのではないでしょうか。

(ちなみに弊社高崎ロジスティクス勤務のとある方。

やめられなくて最後まで見てしまうことが多々あるようです…)

一方で、まったく逆の楽しみ方もあります。

それは毎週少しずつ物語にふれていく体験です。

例えばNHK大河ドラマ。

毎週日曜日に放送、一年間かけて一つの物語が描かれ、

視聴者は一年間、その時代や人物と付き合うことになります。

すると歴史上の人物が、単なる出来事ではなく、

一人の人間として見えてくる瞬間があります。

今年の大河ドラマは、豊臣秀吉の弟・秀長を主人公にした「豊臣兄弟.ᐟ」

人たらしの兄弟が人間味あふれる振る舞いを見せ、視聴率は好調のようです。

(最近も大河ドラマを題材にしましたが…)

■天下統一を支えた「調整役」

秀吉はカリスマ的なリーダーとして知られていますが、

豊臣政権の安定には弟・秀長の存在が大きかったといわれています。

秀長は

・大名同士の利害調整

・家臣の不満の声を聴く

・秀吉の感情のコントロール

・政権運営の実務

といった役割を担っていました。

つまり彼は、組織の潤滑油のような存在でした。

(秀長が亡くなった後、豊臣政権は次第に不安定になっていきます)

例えば、豊臣政権では大名同士の対立が絶えませんでした。

メンツや利害が絡む中で、正論だけでは物事は動きません。

そうした場面で秀長は、双方の話を丁寧に聞きながら、

表では立てつつ、裏で落としどころをつくる―

いわば「誰も完全には負けない形」を設計していきました。

強く押し切るのではなく、全員が納得できる空気をつくること。

それが秀長の調整でした。

(「豊臣兄弟.ᐟ」第1回の冒頭がまさにそのようなシーンでした)

現代でいえば「会議で何も決まらない中、なぜかあの人が入ると話がまとまる」

―そんな存在に近いかもしれません。

■組織は感情で動く

企業では合理性が重視されますが、実際の組織では

・部門間の対立

・評価への不満

・人間関係の衝突

など、感情の問題が少なくありません。

こうした問題を解決するには、相手の立場を理解し、

関係を整える共感と調整の力が必要になります。

■AIが苦手な領域

AIは分析や計算などの論理的な処理を得意とします。

しかし

・人の感情の変化を察する

・人間関係の対立を調整する

・信頼関係を築く

といった能力は、いまだ人間の重要な役割です。

言い換えれば、AIが進化するほど人間の価値は「共感と調整」に集まっていくともいえるでしょう。

■AI時代の組織に必要な人材

企業には目立つ成果を出す人がいる一方で、

人間関係や組織の空気を整える、目立たない役割も欠かせません。

豊臣秀長は、まさにそのような存在でした。

AIがどれほど進化しても、

人と人の関係を整える役割がなくなることはありません。

人と人の間に立ち、関係を整える存在―。

そうした人材こそ、AI時代の組織において、

最も価値を持ち続ける存在なのかもしれません。

目のかゆみ、実はメガネで6割防げます

■ 今年の花粉事情

日本気象協会の調査では、東京・多摩地区の2026年の花粉飛散量は、3月上旬の時点で昨年同期比およそ10倍を記録しています。

全国的に見ても、9割以上の地域で「大量飛散」(3,000個/cm²以上)が予測されており、東日本・北日本は特に注意が必要な状況です。

スギ花粉のピークは3月中旬まで続き、その後ヒノキ花粉に切り替わって4月上旬まで第2波が続きます。まだまだ油断禁物です。

ところで、なぜここまで花粉症に悩む人が増えたのでしょうか。戦後の大規模な植林や大気汚染など複数の要因が指摘されていますが、中でも少し驚く説があります。「寄生虫が減ったから」という研究です。

日本人の寄生虫感染率は1949年には約63%でしたが、衛生環境の改善とともに激減し、1990年代には0.02%以下に。寄生虫は腸内環境を通じてアレルギー反応を抑える働きをしていたとされており、「清潔になりすぎた環境」が皮肉にも花粉症を増やした一因になったと考えられているのです。また藤田紘一郎(東京医科歯科大学名誉教授)が自らサナダムシを体内で飼育し、花粉症が消えたとも報告しています(著書『笑うカイチュウ』)。花粉症に悩むたびに少し複雑な気持ちになる話ですが、花粉症は、腸内環境によって何らかの形で引き起こされていると推測できる話ですよね。

■ メガネの防御効果

花粉対策というとマスクが主役になりがちですが、実は目への花粉対策にはメガネが非常に効果的です。日本医科大学耳鼻咽喉科の実験データ(環境省採用)によると、普通のメガネをかけているだけで目に入る花粉量が約40〜50%減少。サイドにカバーが付いた花粉症対応タイプのメガネでは、約65〜98%もカットできることが確認されています。

なぜフード付きがここまで効果的なのか、少し意外な理由があります。花粉は風に乗って漂い、最終的に「上から目に落ちてくる」ことが多いのです。フレーム上部をカバーするフードの有無が、これほど大きな差を生む理由はここにあります。なんとなくかけているメガネが実は花粉の盾になっているのも、同じ理屈です。

もうひとつ、選ぶフレームのサイズも防御効果に関係します。レンズが大きいほど顔との隙間が減り、花粉が入り込みにくくなります。花粉の季節だけ「伊達メガネ」や「サングラス」を取り入れる場合は、少し大きめのフレームを選ぶのがおすすめ。屋外でのお買い物やお散歩のときにも、メガネひとつで目の負担がかなり変わります。

■ 帰宅後のひと手間

外出後にまず行いたいのが、顔・髪・手の花粉をしっかり洗い流すこと。目は特にデリケートなので、洗顔のついでに目のまわりもていねいに洗うと症状が和らぎやすくなります。

また、換気のために窓を全開にすると、1時間で約1,000万個もの花粉が室内に入り込むという実験結果があります。窓は10cm程度開けてレースカーテンを引くだけで、花粉の侵入を4分の1に抑えられます。衣類もウール素材より表面がツルツルした素材のほうが花粉が付着しにくくおすすめです。

■花粉シーズンの目守り3ヶ条

 ① 外出時はメガネ・サングラスで目への花粉を40〜65%カット

 ② 帰宅後はすぐに洗顔で花粉を落とす

 ③ 換気は「窓10cm+レースカーテン」で花粉侵入を最小限に

花粉症との戦いに、特効薬はなかなかありません。それでも、小さな対策を積み重ねることで、シーズンを乗り越えるのがずっと楽になります。私たちも、皆さまの花粉症の症状が少しでも軽くなるよう、目を守るためのアイウェアを通じて、改善できることを模索していきたいと思います。

ambition Back To School キャンペーン

「軽い」「安全」「スポーティー」

アクティブな子供達の生活に寄り添う、高機能・高品質メガネフレーム「ambition」。

新学期スタートに向け、フレームをお買い上げいただいたお客様に、クリーニングタグで使用される、水と熱に強い”耐洗紙”で作成した『特製メモパッド』をプレゼントするBack To Schoolキャンペーンを開催します。

フレーム同様、アクティブなお子様の日常でタフにお使いいただけるプロダクトです。

先着となりますので、詳細は全国の取り扱い店舗までお問い合わせください。

〈ambition Back To School CAMPAIGN〉

全国のお取り扱い店舗にて2026年3月1日より開始

パパ・ママとのやくそく

おつかいリスト

ひみつきちの地図

ぼうけんのけいかく

みんながびっくりするようなひらめき

毎日のいろいろを

わすれないように

いつもポケットに入れておこう

きゅうな雨にぬれても

ドロんこになってあそんでも

まちがえて洗濯しちゃっても

だいじょうぶ

この紙なら負けない

ambition is the path to success.

Happy New Year 2026

明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になり、皆様より沢山のご支援ご協力を賜り有難く厚く御礼申し上げます。

皆様のご健勝とご多幸をお祈りするとともに、信頼にお応えできるよう努めてまいりますので本年もより一層のご支援ご厚情を賜りますよう、社員一同心よりお願い申し上げます。

株式会社 三共社

 一人では、見られない地平 (または写楽、チームでものをつくるということ)

スティーヴ・ジョブズは、かつてこんな言葉を残しています。

「人生というものは、ビートルズかボブ・ディランの歌のようなもの。
ビジネスの手本はビートルズだ。
4人がお互いのマイナス面を補い合っていた。
相容れない性格に耐えつつも相手を尊重する、そんなバランスをとることで、全体としては個々を足した以上のものとなる。
大きいことは一人ではなし得ない。
人と人が組み、チームとなってこそ偉業を成し遂げられる。」

ジョブズは「天才」を神話化する人ではありませんでした。
彼が信じていたのは、個の強さではなく、個と個がぶつかり合いながら生まれる総体でした。
この考え方は、実は200年以上前の日本美術にも通じています。

2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』
継続力のない自分が、初めて大河ドラマを全部鑑賞。
浮世絵の成り立ち―絵師、彫師、摺師という分業制。
そして版元・蔦屋重三郎のプロデュース力。
時代背景が現代に通じていると感じ、堪能できました。
(龍馬伝は8割ぐらいみた…記憶あります)

写楽は「一人」だったのか?
江戸時代の浮世絵師・東洲斎写楽。
彼は約10か月の活動期間で145点余りの作品を制作し、それまでの役者絵の常識を覆す、生々しい表情を描き切りました。
写楽には、大きな謎があります。
・作風が時期によって大きく異なる
・活動期間が短すぎる
・正体が一切分からない
そこから生まれたのが、「写楽工房説(複数人)」です。

「写楽とは、一人の天才ではなく、複数の絵師が関わった“チーム名”だったのではないか」
という考え方です。
もしそうだとしたら、写楽のあの強烈な表現は、誰か一人の才能ではなく、異なる感性がぶつかり合った結果だったのかもしれません。

個性は、混ざったときに際立つ
写楽複数人説が示唆するのは、画風の違い=欠点ではなく、画風の違い=役割分担 という視点です。
ある絵師は人物のクセを誇張するのが得意だったかもしれない。
ある絵師は構図を整えるのがうまかったかもしれない。
ある絵師は商業性を理解していたかもしれない。
それぞれが自分の持ち場で力を出し切った結果、写楽という他に類を見ない表現が立ち上がった。
これは、まさにジョブズが語ったビートルズの姿と重なります。
(ちなみに現在は能役者・斎藤十郎兵衛が定説のようです。
ドラマでは…どちらの説も取り入れていて、個人的には脚本家にあっぱれです)

プロダクト開発も同様
プロダクト開発も、決して一人では完成しません。
・デザインする人
・設計する人
・素材を熟知している人
・製造現場を理解している人
・実際に使う視点を持つ人
それぞれが、同じ方向を見ながらも、見ているポイントは微妙に違い、時には意見がぶつかります。
「美しいが、量産しにくい」
「機能的だが、面白みが足りない」
けれど、その摩擦こそが、一人では到達できない地平へ連れて行ってくれる。

「足し算以上」になった瞬間、人は共感する
良いプロダクトには説明しきれない「納得感」や「共感」が宿ります。
それは、誰か一人の強烈な主張ではなく、複数の視点がせめぎ合いながら収束した結果だからこそ生まれるものです。
写楽の役者絵に、現代の私たちがなお魅了されるのも、そこに一人分を超えた人間の厚みがあるからではないでしょうか。
ビートルズ、写楽、そして私たちのメガネづくりも―――
本質は、きっと同じです。

2026年2月 サングラス発売
冬は日差しが弱いため、紫外線対策は不要だと誤解されがちです。
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