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山のセルフレスキューv1

月に一度、小売部プリンスにて“登山相談会”を行っていますが、まだまだ浸透していません。

それなので少しずつお話ができればと思います。

今、登山が再びブームとなっています。それと比例するように、遭難も増えているような気がします。山に向かう理由は人それぞれですが、世代や性別を超えて人々を惹きつける魅力があることは間違いありません。

しかしその一方で、山にはたくさんのリスクが存在しています。たとえば、街で道に迷っても死ぬことはありませんが、山では往々にして死につながります。まわりには誰もいません。日が暮れてきます。寒くなってきます。腹もすいてきます。携帯も電池切れです。さあ!!どうしようの世界です。

また、転んで怪我をしても、誰かしらがバンドエイドを持っているし、大きな怪我なら119番通報をしてくれます。誰かしらが見物に来てくれます。ところが山では、来てくれるのはハエぐらいです。そこで山に登る人間には自分の身を守る“セルフレスキュー”能力が求められてきます。

おまけに、人間はミスをする生き物です。どんなに気をつけても、ミスを100%防ぐことはできません。

この話が何かのお役にたてれば幸いです。

登山の第1次ブームは、1956年(ちなみに私が生まれた年です)、日本山岳会によるヒマラヤ・マナスル(8.163㍍)が日本人により初登頂された時に始まり、第2次ブームは、社会人山岳会などによる国内・海外のより困難な壁にルートを開拓するなど、社会人山岳会の台頭によって始まりました。現在、中高年の登山者が多いのも、この頃に仕事・子育てと忙しくて好きな山にも行けなかった人たちが、一気に行きだしたのもあるそうです。ちなみに私は20代から山を捨てきれずコツコツしがみついて山に登っています。

今回は気象についてお話してみたいと思います。これも自分を守るセルフレスキューです。

まず天気図ですが、高層天気図はご存知ありませんか。山に行く時、山の上はどの位の気温なのか?着るものは何をもっていけば良いか?迷いませんか?

単純に100メートル・0.6℃気温が下がることを覚えておきましょう。山の標高との差を計算すればマイナス温度が出ます。つまり1.000mで-6℃下がりますので、2.000mの山に行く場合、-12°の違いがあることになります。また、風が1m吹けば、体感温度は1℃下がるといわれます。また、着ているものが濡れればさらに下がります。

こんな計算が煩わしい時に高層天気図で大体の気温がわかります。いろいろな高層天気図がネットで見られますが、私は“専門天気図”で検索して“北海道放送HBCお天気”が一番見やすいと思います。

その中の850hpaは高度約1.500m、700hPaは高度約3.000mの気温が等温線として表記されています。最初は見づらく日本が何処にあるのかも探すぐらいです。

テレビなどで紹介される天気図は地上天気図と言って、標高0mのものになります。

標高の高いところ行く時はこの高層天気図が約に立つはずです。今回はこれまで!

 

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