昨年9月の御嶽山の噴火では、戦後最大の57名もの犠牲者を出し、火山の恐ろしさを思い知らされました。日本には活火山と言われる山が110もあり、そのうち常時観測を行っている火山が47、日本で山を登る場合は必ずと言っていいほど火山とは向き合わなくてはなりません。
昔から人は火山から恩恵を受け、時には避けようもない災害にもあって共存してきた歴史があります。 まずは、火山の出来るメカニズムですが、多くの火山はプレートの沈み込むところに多く出来る事、まさしく日本列島の東側(日本海溝)で太平洋プレートが沈み込み、その時に海水を取り込み、マグマを作り出し水蒸気とともに地表に出てくる出口が火山とのことです。同じくフィリピンやインドネシアも同じようなメカニズムで太平洋プレートが沈み込んでいるので火山が多いわけです。
人間は火山が突然噴火したら何も出来ず逃げ惑うだけですが、事前の予兆や観測・監視などで噴火の予知が出来たこともあったそうです。2000年の有珠山噴火では噴火の2日前に気象庁から“緊急火山情報”が出され一万人余りの避難を噴火前に実施でき、一人の犠牲者もださずにすみました。これは事前に作成された火山防災マップによってすばやく避難がおこなわれたためと言われております。いかに観測・監視体制が重要な事かがわかります。
また、専門家は噴石を見れば噴火の形態やその爆発力がわかるそうです。たしかに富士山と谷川岳では岩質が全然違います。富士山は活火山に指定されていて、たしかに噴石ゴロゴロです。谷川岳は地盤の隆起にマグマが関係していますが噴火の記録はないと思います。隆起や雪による侵食でクライマーに憧れの一ノ倉沢大岩壁を作り出しています。
気象庁でも地震計・傾斜計・空振計・GPS観測装置など様々な機器を使って山の微動や拡張などの変化を観測しています。我々も自然と向き合う機会があると思います。山の変化や異常があれば、すぐにでも地元の市町村・警察・気象台に連絡してくださいとの事です。そして、すこしでも情報が防災へのお手伝いになれればと思います。
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