最近では、SF映画やアニメの中に出てくる想像上のアイテムが、技術の進歩によって現実化することがあります。
最近流行のAR(拡張現実)なんかはその最たるものです。
エプソンのヘッドマウントディスプレイ「モベリオ」も、そんなデバイスのひとつです。
見た目はちょっとゴツめのサングラスですが、掛けてみるとレンズ越しの風景の中に、液晶パネルの映像が浮かび上がって見えるというものです。
その様子は、まるで『ドラゴンボール』のスカウターを連想させる「未来の道具」的な感じがするアイテムです。

モベリオは、頭に掛けるサングラス型のヘッドセットと、タッチパッドやカーソルキーが付いたコントローラ部分からなっています。
レンズ自体は透明なプラスチック製にもかかわらず、そこに映像が見えるのはレンズの内部に仕掛けがあるそうで、普通のサングラスよりも厚みがあるレンズには、ハーフミラーが仕込まれており、ツル部分に内蔵された液晶パネルの映像をハーフミラーで反射することで、装着している本人にだけ映像が見えるという仕組みだそうです。
コントローラにはmicroSDスロットがあるので、パソコンやスマートフォンなどから、microSD経由で画像や映像を移動することが出来るほか、画像や動画の再生だけでなくWi-Fi接続によるインターネットも利用できるので、ブラウザでウェブページを見たり、YouTubeの映像をストリーミングで見たりといったこともできるそうです。
ただし、残念ながらカメラは内蔵していないので、AR(拡張現実)のように現実の風景に対して情報を表示することはできないですし、画面の解像度が960×540ドットで、外部映像の入力端子も搭載していないので、ホームシアターのようにじっくりと高画質を楽しむという用途には向いていないそうです。
これだけを見ると、実験的な感じがする製品ですが、実際にエプソンの広報も「新しいコンセプトの製品なので、みんなにおもしろがってもらいながら、いろんな使い方を模索してもらえれば」と語っているそうです。
存分に活用するにはちょっとハードルの高いアイテムですが、『スカウター』にピンときた人なら、試してみる価値はあるかも?
商品部 上杉








